2016年05月07日

【経歴詐称】ブラックな国家資格

建築業界で有名な国家資格と言えば、
【建築士】
【施工管理技士】

などがあります。


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これらの国家資格は人気もありますが
難易度も高く、更には、受験資格を得るための要項が存在します。

対象の資格を有していること
対象の学科を卒業していること
要件を満たすだけの実務経験年数があること

などなど。



若い頃から建築に興味があり勉強してきた人は、対象の学科を卒業している事が多いですね。
若いうちから業界に入っていれば、実務経験もバッチリでしょう。
対象の資格を保有している可能性も高いです。




では、30も過ぎて未経験で入ってくる転職組はどうでしょうか?


建築に興味があったわけではないので、そもそも建築の勉強が初めて。
実務経験はこれから積んで行く。
資格の勉強もこれから始める。



若くして業界に入った人と比べると、これだけの差があります。
当然と言えば当然ですが…




さて、こうなると受験資格を得られるまでには途方もない時間がかかる事になります。

全くの素人が受験資格を得るにあたり、必要となる実務経験年数は…


【二級建築士】7年!!

【二級施工管理技士】4年!!


(内容によって違うようですが、ざっくりです)





わたくしの場合
やっと資格がとれる…という頃には、もう40です。



もちろん、わたくしも早くとりたい資格です。
それと同じように、会社も、早くとって欲しいと思っています。
資格の有無によって、請けれる仕事に差が出てしまう為です。



そしてここに、出来れば避けて通りたい、ブラックな抜け道が待っていました…





実務経験年数、と言いますが
その実務経験を証明するものは、何でしょうか?



そういう機関から発行される証明書?違います。

入社時期の証明として、内定書?違います。

自己申告?ちょっと違います。




正解は

【現職の会社がハンコを押した証明書】です。


会社が「この人は実務経験○年以上ですよ」のハンコを押せば、それが証明になります。


極端な話、未経験入社1ヶ月の人でも、会社がハンコを押せば
【7年以上の実務経験がある】という事に出来てしまうのです。

もちろん、実際には、ほとんどズブの素人ですが………



受験に際して、履歴書や職務経歴書の提出は、必要ありませんので
所定の書式にハンコさえあれば、実務経験の証明として、効力を発揮してしまうそうです。





「おいブラックマン」

「お前、二級施工管理技士、受けろ」

「いいんだよ、ハンコは押してやるから」

「受けたいだろ?お前も」

「会社としても、とってくれないと困るからな」



確かに…
施工管理で行くと決めた人間にとっては、必須とも言える資格です。
請けれる仕事の面でも、対外的な信頼の面でも。
正直、欲しい。



しかし……本当にそれでいいのか…?



一言でいうと

【不正】です。

まごう事無き、不正です。

言い逃れのしようもない、不正です。

ザ・不正です。






それで安易に資格取得出来たとして
将来に禍根を残す事は明白でしょう。


仮に資格取得出来たとしても
そんなものは嘘の資格です。
人に胸を張って言えるものではない。



だって

【7年間も遡って、経歴詐称し続けないといけない】

という事ですから。
そう考えると、絶対にゴメンです。



もし、転職したら?
履歴書の資格欄に書く為には、経歴詐称が必要になってしまいます。

でも、次の会社に入社してから「実は持ってます」ってなるのも変です。



社外で会話に出す事も躊躇われます。
業界人であれば、受験資格の要項も知っている事が多いでしょう。
嘘の上塗りをしなければなりません。



しかも、会社に弱みを握られているかのような…
そんな気すら、してきます…






「辞めるなら、バラすぞ」



もちろん会社も「経歴詐称」のリスクを負うわけですから、そんな事は言わない…と思うのですが…
だからと言って、誰が信用できるでしょうか?



もしも、然るべき機関にこれが発覚したらどうなってしまうのか?

考えたくもありません。



わたくしのいるような中小企業では、もしかしたら当たり前の事なのかもしれません。
何せ、取れよと推奨してくる上司が、全く悪びれてないですからね。
なんなら、「それくらい当たり前」くらいの感じです、本当に。



わたくしは、今年の受験は避けました。
仮に受けるにしても、基本的な知識の足りて無い状況で無理くり受験するには、勉強時間が足りなすぎます。
これ以上、色々な時間は削れません。
それに、不正を働くのも、抵抗があります。
業界の方に聞かれたら、甘いと言われるかもしれませんね。



わたくしは、既に建築業界に見切りを付け始めているのかもしれません。
だからって辞めたりはしないですよ。
家族の生活を守らなければなりません。
そう考えると本望な気がしてきます。不思議。




本日の勤怠
8:00〜21:30
サービス残業
4.5h

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posted by ブラックマン at 22:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おっしゃる通りですね。。。会社ぐるみで、未経験の施工管理技士を作り出している事が多過ぎます。仕事は業者に丸投げして、自社で単に技術者を配置しとけば良いと思っている経営側、資格を取得しておけば、未経験でも将来役に立つという社員側、あなた様の受験をしない選択は、ご立派だと思います。
Posted by I/H at 2017年12月23日 19:29
ありがとうございます!
すいません、わたくし自身はそんな立派な者ではなく、凡夫の考えです。

不正は不正ですので、ダメなもんはダメと感じています。
社員本人がその気があって社員本人の意思でやるんならまだしも、会社に強制されるのは間違いじゃないかと感じる次第です。
その先の人生を背負うのは会社ではなくその人自身ですので、会社も指示命令や発言に責任を持って貰いたいものです。

特にわたくしの場合、辞めるつもりの会社でしたので、辞めた後の事を考えると完全にアウトでした。
激務で勉強する時間など与えて貰えるはずもなく(寝る間も惜しんでるのに)、なおかつ自腹という三重苦です。


>I/Hさん
>
>おっしゃる通りですね。。。会社ぐるみで、未経験の施工管理技士を作り出している事が多過ぎます。仕事は業者に丸投げして、自社で単に技術者を配置しとけば良いと思っている経営側、資格を取得しておけば、未経験でも将来役に立つという社員側、あなた様の受験をしない選択は、ご立派だと思います。
Posted by ブラックマン at 2017年12月29日 09:56
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